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——–Life With Music——–Vol.1

ご無沙汰しておりました「BOSSのひとりごと」再連載です。社員から指摘を受け、週1ペースを確約したので、たまにはチェックしてみて下さい。
復活にふさわしい話題とも思えませんが、私のルーツを紐解くには外せないテーマ「音楽」から連載再開です。

——–Life With Music——–Vol.1

私は、取り立てて目立たない大人しい子供だった。どちらかといえば引っ込み思案。まさか現在の私を、誰も想像は出来なかった筈である。
成績も中の上程度で、友達も多くはなかった。しかし確実に今の自分に導いたのは、音楽があったからこそである。
小学2年「ちびっこ歌合戦」というTV番組が人気の中、学校の休み時間に机の上に立って流行歌を歌う、なんていうことを平気で競い合っていた時代。私も当時大ヒットした美樹克彦”回転禁止の青春さ”をフリ付きで歌わされた覚えがある。そんな折、区の合唱コンクールに2年生選抜チームが参加することになり、歌が上手いと持ち上げられていた私は、当然選ばれると自信満々。だが間奏でハーモニカが入る為、ハーモニカテストで落第。以来音楽から距離を置く少年時代となった。
活発とは云えない小学時代を経て中学へ。決して目立ちたがり屋ではなかったが、1年2学期に生徒会会計に推薦・当選。男子テニス同好会に属するも、地味で真面目な少年に代わりはなかった。
3学期の音楽祭、私のクラスは”友よ”を選曲した。当然コーラス曲だが、担任の意向で男子と女子のソロパートを入れることになった。順番にテストされ、担任は男子ソロに私を選んだ。いわゆるボーイソプラノだった私は、選任から半月後変声期を迎えあえなく解任。やむなくソロをやめ全てコーラスに変更。クラス全体がトーンダウンし、再び音楽との相性の悪さと責任を痛感した。音楽祭当日、気は滅入り、興味も失せていた時、3年生がクラシックギター2本の伴奏で”戦争を知らない子供たち”を合唱。「ジャジャッジャーン」・・・・ギターフレーズに魅了された。即座に母親にねだり、クラシックギターを購入。しかしドレミファ・・・・単音弾きまでで挫折、またしても音楽と疎遠な運命を感じていた。
2年になると深夜放送にはまり、フォークソングブーム到来。たくろう・陽水・かぐや姫大ブレイク。1972年秋、しまい込んだギターを再び握り、私の人生は変わり始めた。・・・・・・・・(Vol.2へ続く)

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